抱けない豚は、ただの豚。

穴モテ女子が穴を使わずにモテるために日々奮闘中。

ぼくは「男女恋愛コスト分配原理」を証明しようと思う。

こんにちは、ヒマワリです。ペアーズネタが完っっっ全に切れております。30人ほどと連絡先交換をして10人ほどとお会いしたにも関わらず、現在繋がっているのはたった1人。ネタ探しに再度登録することも考えましたが、そこまで暇じゃない & いまいち入り込めないことから辞めておきました。私は活字フェチなので、スペックだけが表示される出会い系アプリよりも、心情や考えていることが定期的に文字として発信されるTwitterでの出会いのほうが入り込めそう。だからDMください。待ってます。

で、それはそうとネタもないし、今回は「恋愛あるある」を経済学に落とし込むとどうなるかってことを考えたいと思います。だってみんな横文字ツイート好きじゃん?経済学、大好きでしょ?

「男女恋愛コスト分配原理」

ことの発端はTLに流れてきた「お金はかけずにやりたい男とお金をかけてもらってちやほやされたい女のニーズがマッチングするわけがないのだからそこで争うのは不毛ではないか」といった一件のツイート。これは以前より私も疑問に思っていました。

 

コスト(時間的・心理的)をかけずして利益(金品)を獲得したい女性

コスト(金銭的)をかけずして利益(セックス)を獲得したい男性

 

この両者が出会い、ラブゲームが繰り広げられたらどうなるのか。このラブゲームの最終目的は「搾取」です。両者は相手からの「好意」や「愛情」などは求めていません。相手の下心を利用して、いかにコストをかけずして利益を獲得するか、全てはこれにつきます。かけたコストに対する利益率が高い方が勝ち!単純明快!

今回は上記のような相容れないニーズを持った両者の勝敗が、いかにして決定されるのかについて考えたいと思います。

こんな人間としてどうなの?なラブゲームが繰り広げられる主戦場って、大抵は夜のお店なのですが、一部のヤリチン男性やキラキラ女子(?)にも当てはまりますよね。末恐ろしい。

 

モデル化

【前提条件】

・縦軸にMB(女)MB(男)、横軸にコストをとる。

※ ちなみにMBとは、コストを追加的に1単位費やした際に追加的に得られる利益のことを言います。

・B(ベネフィト)は、期待効用(= 利益を獲得した際に得られる効用 × 利益獲得の可能性)と仮定。

※ 簡単に言うと、女:シャネルの鞄をもしかしたら買ってもらえるかもしれない状態と、コーチの鞄を確実に買ってもらえる状態は期待効用が同じになります。男:もしかしたらセックスできるかもしれない状態と確実に店外デートが出来る状態は期待効用が同じ水準になります。

・相手のC(コスト)は自分のB(ベネフィット)

 

ここでは簡略化のために、利益獲得の可能性は考慮しません。女性側:店外デート→キス→セックス、男性側:コーチ→miumiu→シャネル の順にコスト、利益が高いことを仮定します。

以下のグラフはお互いに自分が費やしたコスト分だけちゃんとリターンが貰えている状態。女性は「miumiuの鞄を買ってもらえるならキスくらいしてもいいかな」と思っていて男性は「キスしてくれるならmiumiuの鞄、プレゼントしようかな」と思っています。お互いのニーズがばっちり合致☆ 両者ともにコスト:利益が1:1なので勝敗は引き分け。

 

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さて、この世の中にはラブ・ゲームで連戦連勝している強者もいます。

https://twitter.com/tokyosisters69/status/687959555234369538

羨ましい限りです。でもいくら見返りを求めないと口では言ってても何かしら執着されている可能性が大なので、彼氏が出来た際は速やかに援助をお断りするのが良いでしょう。後に彼氏の存在がバレたときに全額返金しろとか言ってきかねません。(盛大にブーメラン)

ではラブ・ゲームにおいて相手を搾取しまくれる強者とは具体的にどういった人たちか。女性目線でお送りします。

 

① 相対的に相手のMBが大きい

これはグラフにするまでもないのですが、相手が相対的に自分に対して価値を見出してくれている状態です。本来であればCで均衡していたのが、自分のスペックが高いとC'で均衡するため、自分がかけるコストよりも男性がかけるコストのほうが大きくなります。

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例えば男性なら、対して好みでもない女を抱くのと超絶タイプのモデル級美女を抱くのとでは同じ「セックス」でも全く満足度が違いますよね。女性なら、金しかとりえのないようなおじさんから鞄を頂くのと、超エリートハイスペイケメンから鞄を頂くのでは、同じ「プレゼント」を頂くのでも得られる効用が違うのと同様です。後者のほうが承認欲求が満たされるために効用は高くなります。

本来であれば男性は「キスの対価にはmiumiu」と考えていますが、「このレベルの女ならキスしてくれるならシャネルを買ってもいい!!!」と思わせることで、本来のコストバランスが崩れている状態がこれになります。

 

②相対的に自分のMBが低い

 例えば女性に「キープ君♡(見込み客)」が3人いる場合を考えましょう。本来、相手が1人しかいない場合はCで均衡しますので、お互いコストをかけた分だけリターンを獲得しています。ところがキープ君の人数が ①→②→③ と増えるにあたり、追加的にコストをかけたときに得られる期待効用(MR)は減少します。なので、均衡点がC→C'→C"と移行する。

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まあ簡単に言うと、利益を得るために今まで以上にコストをかけるインセンティブがなくなります。相手が1人しか存在しないときはmiumiu の鞄を買ってもらうためにキスくらいはしていたけど、他に鞄を買ってくれそうな人が2人もいるので、こいつとキスまでする必要はないな…たまにご飯デートしてあげるくらいでいいや。となるってことですね。

男性が他に持ち駒を持っていない場合、今までmiumiuの鞄を買ってあげればキス出来ていたのが、ご飯デートに格下げされてしまう訳ですよ。以前と同様にキスするためにはするには、より多くのコストが必要となる訳です。つまり、「シャネルの鞄を献上〜!!!」となるので思いっきりコストバランスが崩れます。

 

結論

本来は利益獲得の可能性も考慮するのでもうちょっと複雑になります。簡潔に述べると、男女ともなるべくコストを抑えて利益を獲得しようとしますが、多少はコストを払わなければ利益を獲得出来ないことを心得ています。だから、利益獲得に躍起になり、1人の人間に執着してしまう人がこのゲームの敗者となります。…結論?こんなくだらない恋愛ゲームからは早く足を洗ったら?